みずいぼ(伝染性軟属腫)について
原因となる病原体は?:伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスの一種)
どんな病気?:1~5mm程度の常食~白~淡紅色の丘疹であり、表面はつやがあって、一見水疱にも見えます。多くの場合では、数個~数十個が集まっており、四肢・体幹等によくみられます。自然治癒するまでに半年~1年半程かかります。皮膚のバリア機能が未熟な乳幼児は水いぼを引っ掻いた手で別の箇所を触ることで、その個所にも感染が拡大し、広い範囲に水いぼが生じる場合があります。
治療法は?:治療には、専用のピンセットでの摘除法(痛みと少量の出血があるため、局所麻酔薬テープを事前に貼ることがあります)、外用療法、内服療法、冷凍凝固療法等があります。
登園の目安:自然経過で治癒することもありますが、治癒に数か月かかることもあるため、保育園においては、周囲のお子さまに感染させることを考慮し、主治医と相談しましょう。また、搔き壊した傷から浸出液が出ているときはガーゼで被覆して登園しましょう。