テーマ:子どもの肥満
保育園では毎月身体測定を行っていますが、冬季に入り特にこの1~2月にかけては多くのお子さまに体重の増加がみられます。適正体重の範囲内での増減であれば経過をみますが、乳幼児であっても太りすぎは生活習慣病の原因となります。生活習慣病は動脈硬化を促進し、将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクを高めます。そして生活習慣病は、大人だけでなく子どもにも見られ、子どもの頃から動脈硬化は進行します。
子どもの太りすぎは大人の肥満につながります。年齢が上がるほど大人の肥満に移行しやすいことがわかっています。肥満を引き起こす生活習慣が定着してしまう前に、予防・解消することが大切です。
母子健康手帳に身体発育曲線(成長曲線)、身長体重曲線(肥満度判定曲線)が載っているので、毎月の身長体重を記録し、適正体重の維持に活用していきましょう。
肥満を予防するためには…
生活習慣
・早寝早起きの習慣をつけ、睡眠時間をしっかりとりましょう。
・休日は親子でからだを動かして遊びましょう。
食事
・1日3回の食事と1回の間食が基本です。
・大皿でなく、1人前の量がわかるように各自に盛り付けましょう。
・一汁二菜(主食、汁物、主菜、副菜)の組み合わせにして、野菜、海藻などよく噛める料理を増やしましょう。
おやつ
・時間を決めて食べましょう。だらだら食べるのは太りすぎだけではなく、むし歯にもなりやすくなります。
・清涼飲料水、ジュースなど甘い飲み物は控えましょう。
・甘いものや、脂肪分・塩分が多いスナック菓子の摂りすぎに気をつけましょう。