4月ほけんだより ~はやね・はやおき・あさごはん~

ネウボラセリジェ(子育て支援事業)

 入園・進級で環境が変わるこの季節は生活リズムを見直すよい機会です。早寝・早起き・朝ごはんで病気に負けない健康な身体をつくり新しいスタートを切りましょう。
早寝・早起き・朝ごはんの効果は科学的に証明されています!

睡眠の効果
 従来から「寝る子は育つ」と言われていますが、睡眠には心身の疲労を回復させる働きのほかに、脳や体を成長させる働きがあります。脳には海馬という知識の工場があり睡眠中に活性化し、昼間経験したことを何度も再生して確かめ、知識として蓄積していきます。この海馬の働きを助け、子どもの成長に欠かせない脳内物質であるメラトニンと成長ホルモンは眠っている間に活発に分泌されます。眠る時間が遅くなると、これらの脳内物質の分泌に影響を与えてしまうので、午後9時ごろには就寝しましょう。
朝の光の効果
 朝の光を浴びると、脳の覚醒を促す脳内ホルモンであるセロトニンが活発に分泌されます。その結果、頭がすっきりと目覚め集中力が上がります。また自律神経が副交感神経から交感神経に切り替わり、活動に適した体になります。セロトニン分泌は朝起きると始まり、分泌を増やすには、陽の光を浴びて体を動かすことや、しっかりと噛んで朝ごはんを食べることが大切です。
朝食の効果
 脳のエネルギーはブドウ糖です。ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができず、すぐに不足してしまいます。また、私たちの体は寝ている間もエネルギーを使っているので、朝起きたときは脳も体もエネルギーが不足した状態です。そのため朝食でブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給し午前中から活動できる状態をつくるようにしましょう。